日陰で忘れられてる落ち葉になりたい

誰にも構われたくないという矛盾

最低の最低限

死にたいとは思わないけど、消えたいとは思う。それなりに大好きな趣味もあるけど寄生して生きているから楽しいと思ったあとふと立ち止まって何をやっているんだろうと我に返る。毎日紙一重で生きている。学生の頃は嫌な事も沢山あったけどやらなきゃいけないレールを一歩ずつ歩いていけばゴールに近づいている気がしていた。今振り返ればせっかくこなしてきたレールから外れて今はもう何を勉強していたのかさえ朧げだ。人生を棒に振るってこういうことなんだろうな。なんで生きていかなきゃいけないんだろ。でも死ぬには迷惑がかかるんだよな。皆を看取ってから線香みたいに燃え尽きて消えちゃいたいよ。あと何年先までこうやって生きていられるんだろう。寄生してる身で何を言っているのかと思われるから誰にも言わないんだけど、とにかくこれ以上迷惑をかけないように肩身を狭くして生きてる。犯罪を犯さない。人前で泣いたりしない。病気にならないように気を付ける。毎日ちゃんと生活してるフリをする。本当に最低限しかできないけど最低限を破らない事だけを守って自尊心を保っている。

毎日同じ何も進歩しないから自分がずっと過去の話しかできないことに気が付いている。そんな自分が嫌いなのに過去に触れるものを見たらあの時は……と喋り始めている。そんな醜い自分が大嫌いだ。それは別に自慢話ですらないから過去の栄光とも呼べないけど、ちゃんとした人間生活を送ってたんだという自分の自尊心を満たそうとしているんだろうな。こんなはずじゃなかったって言いたいけど、こうなったのは全部自分の選択の責任だからこんな人生になったのだって結局全部自分自身のせい。頑張りたくない。生きていたくないけど死にたくもない。草原に寝そべって誰も私を責めたてに来ないことを確認して安心したい。ただ生きて呼吸してるだけでも良いんだって言われたい。