日陰で忘れられてる落ち葉になりたい

誰にも構われたくないという矛盾

おじいちゃんっ子

小さい頃祖父母とよく一緒に寝ていた。祖父はベッドで祖母と私は布団。祖父は私と同じ方向に頭を向けていて、祖母は私の足の方向に頭を向けて寝ていた。
遊びたいので眠りたくない私は祖父と祖母の間の布団でしりとりをしてもらった。いつも祖母が最初に返してくれなくなるので途中から私は祖父と二人でしりとりをしていた。だから私は祖父と同じ向きに頭を置いて寝ていたのかもしれない。祖父も途中で寝てしまうので私は祖父を揺さぶって続きをねだった。祖父は優しい人で怒らないのでいつも私が起こすのは祖父だけだった。