日陰で忘れられてる落ち葉になりたい

誰にも構われたくないという矛盾

紙一重のいのち

この間まで会話をしてた人が突然倒れて救急で運ばれ手を尽くされても帰ってこなかった。 この間まで会話をしてた人が突然具合が悪くなって病院に行って何とか助かった。そのあと急変したけど持ち直して、呼吸器をつけてなんとか生きている。 この差は何なの…

かわいそう搾取

私が見捨てたら誰が助けてあげるの、かわいそうだから助けてあげなきゃ。そう思うけど見返りがあるわけではない。見捨てた罪悪感を抱えたくないから助けている。かわいそうと思うけどそれが毎日死ぬまで続く日常にあるからかわいそうよりもむかつくが上回る…

最低の最低限

死にたいとは思わないけど、消えたいとは思う。それなりに大好きな趣味もあるけど寄生して生きているから楽しいと思ったあとふと立ち止まって何をやっているんだろうと我に返る。毎日紙一重で生きている。学生の頃は嫌な事も沢山あったけどやらなきゃいけな…

おじいちゃんっ子

小さい頃祖父母とよく一緒に寝ていた。祖父はベッドで祖母と私は布団。祖父は私と同じ方向に頭を向けていて、祖母は私の足の方向に頭を向けて寝ていた。 遊びたいので眠りたくない私は祖父と祖母の間の布団でしりとりをしてもらった。いつも祖母が最初に返し…

空気になりたい

声の大きな人が苦手だ。 声の大きな人は自信があって態度が大きい気がする。普通に話しかけられただけで萎縮してしまう。怒られているような気分になる。きっと私みたいにびくびくして人の顔色を窺ってハッキリモノを言えずに生きている声の小さな人間のこと…

氷の棺

メダカが死んだ。 寒い雪の朝、メダカ鉢の氷を割ろうと外に出た。一センチの厚さの氷の中に昨年生まれた大きさのメダカが閉じ込められていた。きっと昨日死んだのだろう。死んで浮かんで夜の間に凍っていったのだろう。白くなったメダカの片目が氷の中から私…